子供の表情は硬く、笑わない。
そして口数も少なく無言でこちらの手を握ったり顔や耳を触ったりする。
その仕草は1-2歳くらいの寝かし付けをしている頃の様で、弱っている子供には申し訳ないと思いつつも懐かしさを感じ微笑ましくなってしまった。
この頃は昼寝や寝かし付けの際、こんな風に大人しくしている事なんて無い。
初めは寝たくないせいか喋り続けているし、そうやっている内に眠くなってきたらささっと寝てしまう。
起きたまま静かに布団で触れ合いながら過ごす。
今は殆ど無くなってしまったそんな愛おしい時間があった事を思い出させてくれてありがとう。
さあ、早く元気になってまた賑やかな日常を取り戻そう。