2024年7月26日金曜日

陸前高田市

この日の二つ目のメイン、陸前高田市。
レンタサイクルを借りて腹ごしらえをする所からスタート。

後で気仙沼にてカツオを食べるつもりだったので食べ過ぎない様にと発酵食品を各種取り揃えるフードコートで醤油バターパンとメンチカツを食べたけど、これまた絶品。今回の旅行はまた食べたいと思える様な食べ物ばかりで嬉しい。

最初に考えていたのは震災遺構を見てからの海水浴だったけれど、奇跡の一本松と付近の震災遺構を見たり、道の駅にてまさかの再会であるすなば珈琲でジェラートを食べたりしているとあっと言う間に時間が過ぎていき、道の駅に併設されている伝承館(なんと入館無料)から出た頃には海水浴を楽しめる時間はもう残っていなかった。
仕方ないので高田松原海水浴場は美しい砂浜と海を眺めるだけで我慢。

陸前高田市の駅付近は観光施設が点在していて、電動レンタサイクルがあると巡るのにちょうど良いくらい。
そしてそうやって自転車を走らせているといくつかの震災遺構が見えて、他の市町村だと震災遺構は独立させているイメージなので陸前高田の賑わう観光施設との対比は独特だった。
しかし震災以前よりも多くの観光客数を記録している事を考えると、この独特な方針こそが人の関心を惹いているのかもなとも思った。

原爆ドームを見に多くの人達が訪れる様に、奇跡の一本松や他の震災遺構もそうなっている。
そしてその近くに観光施設を作る事で相乗効果が発生する。
そういう事なのだろうか。

2024年7月25日木曜日

大船渡市その2

泊まったホテルはいつ以来かのバス無しトイレ無しの部屋だったけれど、洗面台はあるし共同のトイレ・バスは清潔で良いホテルだった。

BRTで碁石海岸の最寄り駅まで移動して前日手配したタクシーと合流し、碁石浜まで送ってもらい早い時間からの散策スタート。
最初は2時間近くの予定を組んでいたけれど、前日手に入れた散策マップで見所が集中しているコースにすると40分程度という情報から1時間ちょいに短縮してちょうど良いくらいだった。
どれも絶景だけど波によって轟音響く雷岩と乱曝谷は今まで無いタイプで衝撃的。
穴通磯が見られ無かったのは残念だけど、いつか観光遊覧船に乗って見たいと思う。

昨年の竜舞崎と比較すると碁石海岸は遊歩道がよく整備されていて非常に歩き易かった。
最近清掃されたのもあるだろうけど、あれくらいなら子供も楽しんで歩けるんじゃないかな。

その後、数少ないバスへと乗車し大船渡温泉の足湯で疲れた足を休めて次の目的地へと旅立った。

2024年7月24日水曜日

大船渡市その1

釜石駅から三陸鉄道で大船渡の盛駅へ。
最初はかもめテラスへ移動してそちらを見てから食事にする予定だったけど、真っ黒な雲が上空にあるのを見て急遽盛駅の近くにある有名なハンバーガー店へ入る事に。
時間がズレていたお陰で貸し切り状態だった。

お目当てのホタテバーガーは季節品により無かったけれど、そこまでのこだわりは無かったので通常のハンバーガー(と言ってもメニューは多種多様で牛肉でも種類が違ったり、ジビエやラム何かもある)をオーダー。
お店の評判から楽しみにしていたけれど、食べてみて良く分かる。まさに絶品。
1000円しない価格で食べられたけど、関東だったら1500円近くするんじゃないかなーと思う味にボリュームであった。

その後、大船渡駅へBRTで移動してかもめテラスを少し見て(思っていたよりは小規模な施設だった)薄暮の散歩を。
ちょうど復興の記念碑がある公園まで歩いたのだけれど、落ちかけの夕日が湾の向かいにある山の上をキラキラと照らしていて言葉に出来ないくらいの美しさだった。

周りに人も少なく、荘厳で神秘的な雰囲気の中、海に向かって静かに手を合わせた。

2024年7月23日火曜日

釜石市

遠野駅からポケモントレインに乗車して釜石駅まで。
車中はどこもかしこもポケモンだらけでその意匠も非常に凝っており子供だけでなく大人も楽しい。
プレイルームでは子供達が夢中になって遊んでいた。

釜石も15年前の旅行では通過しただけだったけれど、保育園で観て魅了された虎舞の地という事で今回は強い興味を持って下車。
その他にもミッフィーカフェとか町歩きが楽しそう等があり比較的長めの時間を割いていた。
更にポケモントレインがたまたま釜石線での特別運行という事でスタンプも釜石市内に設置されており、どれも十分押せる範囲だったのでそれも組み込む事に。

初めに昼食をどうするかで当初はガッツリメニューが売りの食堂にする予定だったのだけれど、昼食時間帯がズレたのと夕飯も楽しみたいなと思ってご当地メニューの釜石ラーメンへ変更。
発祥の有名店へとりあえず行ってみると意外にもすんなり入れたのでラッキーであった。
琥珀色のスープに極細麺が特徴の釜石ラーメン。どこか素朴であっさりと落ち着く味で美味しかった。

その後はポケモンのスタンプラリーを埋めつつ町歩きをしていると虎舞のオブジェを見つけたり野生の鹿を見つけたりと様々な発見あり。
製鉄で栄えた街故に工業地帯が市街地と溶け込む風景はあまり見た事が無く、新鮮であった。

ミッフィーカフェに入る時間は無く、郷土資料館も駆け足気味になったりと多くの時間を割いていたにも関わらず時間が足りない程で、市の中心部だけでもこれだけ楽しめるのだから見所が多いなーと感じた。
叔母が釜石の出身で田舎だと卑下していたけれど、とても魅力的な場所だったのでもっと誇って欲しい。今度会った時に伝えよう。

2024年7月22日月曜日

遠野市

北上~花巻のタイトな乗り継ぎをクリアして(しかも到底無理と思っていたエキタグまでゲット出来た)最初に降りた駅は民話の里である遠野市。
元々民話は好きなので15年前の旅行時は泣く泣くスルーしたこの地へ遂に降り立つ事が出来た。

駅の中にある売店から良い雰囲気だなと思っていたけれど、駅前にある観光案内所へ入ってびっくり。
多数の係の人が居て施設自体も非常に大きく、情報量が多い。僕が思っていたよりも随分と観光が盛んな町である事を実感した。

後続のポケモントレインの時間が詰まっている都合上、ここに時間はあまり割けないので駅から近くて民話に特化した施設である物語の里をチョイス。
視覚と聴覚の両方から民話を楽しめる展示も良かったし、語り部による民話も大変素晴らしかった。

駅前のレトロな町並みも素敵で目星をつけていた和菓子屋さんのごまパイは絶品だったし、今回は楽しめ無かったけどホップ栽培しているので地ビールやジンギスカンといったグルメも豊富。
町全体に伝承施設が点在しているのでそれらを巡るのも楽しそうだなーと感じた。
泊まりがけでもたっぷり楽しめる観光地、遠野市のポテンシャルには驚かされた。

2024年7月21日日曜日

完璧

2日間の旅行が終わり帰路へと着いている。
全体的に基本線の予定通りに進み、様々な要素を楽しめて完璧だったなと思う。

天気に恵まれたのも大きい、木曜日くらいまで日曜日は微妙な感じだったのが好転してくれて碁石海岸の美しい風景や高田松原海水浴場の青い海の色を満喫できた。
初日は曇り中心だったけれど内容的にこちらは晴天はそこまで重要ではなく、却って曇りのお陰で暑過ぎなくて街歩きがしやすかった。
大船渡に着いた時、黒い雲に覆われていたので急遽早めの食事へと切り替えたけれど、直後にザッと雨が降ったので好判断出来て良かった。

1日目は始発のやまびこから2日目は終電近いやまびこまで、長い稼働時間を使って詰め込むだけ詰め込んで楽しみ尽くした。
やっぱり一人の時はこういう旅行をするのが好きだ。

2024年7月20日土曜日

いつ以来か

何年ぶりかに青春18きっぷを購入した。
僕の旅行人生の友であり何度も使ってきた企画乗車券だけれど普通列車しか乗車できない、5回分で1セットというのが子供が生まれてからはネックとなり利用する機会が無かった。

しかし今回、ちょうど利用開始期間の初日に当たり利用期間が長い夏であること、またこの旅行での利用価値はそこまで高く無いけれど通常の乗車券を買うのと1回分の値段が殆ど差が無いことから2回分を使用できて残り3回分については夏期休暇と組み合わせて有効活用出来るだろうと見込み思い切って購入した。
子供も大きくなってきてグリーン車と併用すれば高崎や小田原くらいまでの乗車は問題ないだろうし、家族旅行にも使えるんじゃないかな。

今回で2回、家族旅行で2回(僕と妻の分)、残り1回は一人旅で乗り鉄的な旅に使えば良さ気。
久し振りの18きっぷ、また使う機会が出来て嬉しい。