2025年9月7日日曜日

途絶え

妻の両親が今度の七五三に使う用の着物を届けに来てくれた。
試しに袖を通してみようとするも色々と分からない部分があって、後日着付けをしてもらうお店へ行って聞いてみようという事に。

義母は自分の母親の様に出来ないと力不足を嘆いていたけれど、着る機会が無いので分からないのは当然だし、妻は義母以上に分からない。
そしては僕に関しては妻は元より、一緒に袖を通す所を見て色々と話していた義父よりも知識がない。

昔はよく知っている人が身近に居て、その人頼りで何とかなっていたのだろうけど頻度が減っていき、それを受け継ぐ機会が少ないためにどんどん知識は薄れていく。
そうしている内によく知っている人は居なくなり、その次の人も減っていき、どんどん知識は薄れ、やがては消え行く。
もはや自分達ではどうにもならず、それを生業とするお店の人達へと頼るしかない。

時代の流れで仕方ないとはいえ、寂しい事ではある。