2021年6月6日日曜日

中国山地

ローカル路線バスの旅Zで今回は中国山地を越えるルートとなっている。
ここも北近畿、南紀の辺りと同じくらい好きな地方である。
あまり大きな観光地がある訳では無く、なぜここが好きなのと思われるかもしれない。でも僕にとっては様々なローカル路線を乗り継いで陰陽連絡をした思い出の地であり、故に思い入れが強い。

年輩のご婦人とお喋りさせてもらった福塩線、憧れの備後落合へとワクワクしながら乗っていた芸備線、小雨で満喫は出来なかったけれど奥出雲おろち号乗車の念願叶った木次線、あえてローカル線でゆるゆると南下した伯備線、急遽途中下車してのれんの街の美しさに心奪われた姫神線、真冬の早朝運転士さんの好意でゆっくり写真を撮らせて貰った因美線。
どの路線も僕だけの特別な思い出が険しい中国山地の山々と共に残っている。

行きにくいからこそ、不便だからこその魅力。そんなところに僕は惹かれてしまう。