普段は無い設定の列車なので珍しい経路が途中にいくつもあり、電車好きとしては大変面白かったし周りにもそういった視点で楽しんでいる人達が何人かいるのも感じられた。
一つ目のポイントは川越線で大宮駅へ入線する時。
通常であれば日進駅から埼京線の地下ホームに入るのだけれど地上ホームに出たので見慣れない経路に驚かされた。
しかしながらこの経路を通るためか川越駅~大宮駅までの所要時間は30分程と特急でありながら普段よりも長くなっているのにはちょっと笑ってしまう。
経路的な理由の他、途中停車駅は無くとも川越線が単線なので行き違いのために停車せざるを得ないから結局は各駅停車と変わらないのだろうな。
二つ目のポイントは大宮駅から南浦和駅へ向かう経路。
これはしもうさ号と同じ経路になると思うのだけれど大宮駅から武蔵野線へと直通する。
反対方向であるむさしの号には何回か乗った事があるけれど、こちらの経路は多分1回房総半島の方面へ直通する列車に乗ったくらいでその時も乗ったのは大宮駅からでは無かったと思うので新鮮であった。
三つ目のポイントは武蔵野線から常磐線へ直通する経路。
多分、新松戸駅の辺りだと思うのだけれどいつの間にか常磐線へと入っているので驚かされる。
少し前の臨時列車でも通ってはいるはずだけれど、気付いたら常磐線という感じなので不思議である。
上記の様な鉄道的な面白さの他、乗り換え無しの利点も大きく大変快適であった。
定期列車ではないので割引は無いし、チケットレスにもならないけれど十分利用価値はある。
郡山駅まで新幹線で行って親に迎えに来てもらうのも楽だけれど冬季はお願い出来ないのでそういう時期にこの列車が利用出来ると助かるのだけれど。
また設定される事に期待したい。