ふにゃっとした口の感じやよく分からない足の動きは今の自分の子供にはもう見られない特徴であり、まだ一年半ほどしか経っていないのに忘れかけてしまっている当時の記憶を呼び起こしてくれた。
友人夫妻も元気にしていて久し振りに会えて嬉しかった。自分達の子供は人見知りなどどこ吹く風で無遠慮に友人宅で遊びまわっており、その自由奔放ぶりには手を焼かされた。
子供の年齢も近いしコロナが落ち着いてきたらちょくちょく行き来したりできると嬉しいのだけれど。
懐かしさ繋がりで友人夫妻が住んでいるのは前に住んでいた自治体なので駅前に出た瞬間、こちらも懐かしさが込み上げてきた。
再開発で駅ビルができたりはしたものの離れて数年しか経っていないのでまだまだ変わらない部分は多いし、お世話になったお店もそのままで相変わらずの盛況ぶりであった。
僕達は引っ越してまた違う暮らし方を選んだけれど、この町に留まって友人夫妻のような暮らし方をしたらどんな毎日だったんだろうな。
