美味しいもの

その昔、みつさんの「美味しいものは自分一人で食べると勿体ない気がしてしまう。」という話を聞いて当時あまり共感できなかったのだけれど、妻が帰省中の今週末に百貨店の物産展で美味しいものを見つけたので購入しようかと手が伸びかけた所で、ふと「これを買っても食べられるのは僕だけなんだな。」と考えて伸びた手を引っ込めてしまった。

美味しいものは好き。けれどもそれ以上に妻や家族に友達とその美味しさを分かち合うという事が好きなんだ。
昔はそういう経験が少なかったので美味しいものを食べられれば満足という気持ちが大きく、故にみつさんの言葉に共感できなかったのであろう。

今は美味しいものは美味しいもの意外としての幸せもそこに求めてしまうから、ただ美味しいだけでは購入には結び付きにくくなってしまった。そんな変化を感じた一人の週末。