2020年4月12日日曜日

血統ロマン

去年、競馬をまた見始めてから応援し始めたのがサートゥルナーリアで、その際母馬であるシーザリオにもついて調べてその流れでサートゥルナーリアの兄にあたるエピファネイアの事も知った。
戦績や前向きすぎる気性のエピソード、シーザリオから連想された冠名の無い名前などなどサートゥルナーリアから始まってシーザリオファミリー自体が好きになった。

桜花賞は昨年の二歳女王であるレシステンシアにも注目していたけれど、エピファネイア産駒であり有力候補の一角ともなっていたデアリングタクトにも注目していて、結果その二頭でワンツーと馬券度外視の競馬ファンとしては見ていて嬉しい結果だった。
レシステンシアが少し抜けて残り2ハロンではさすがに届かないと思っていたのに大外から豪快に差しきったデアリングタクトの末脚には驚愕である。

デアリングタクトの両祖母となるシーザリオとデアリングハートが共に競った桜花賞で2、3着という背景も競馬の血統ロマンがこれ程かというくらいに詰まっていて良いね。
祖母達の悲願を孫が果たしたという形であるけれど、その桜花賞の覇者であるラインクラフトは非業の死を遂げて子孫のレースに参加できないのが惜しまれる。

やはり競馬の面白さの一つはこういった血統ロマンだなーと再認識したレースであった。二冠目となるオークスも楽しみである。