2020年4月5日日曜日

遠い夢

その昔、もう十年くらい前だろうか。
熊谷にある堤防沿いの見事な桜並木を見に行って、原っぱで一人寝転がりながら美しい桜並木を楽しんでいた。

その際、小さな子供とその両親に祖父母と思われる家族が楽しそうに歩いている姿を見て素直に羨ましいなと思った。
自分があんな風になれる日は来るのだろうか、伴侶を得て、子供が生まれ、そしてその子が大きくなってから両親達と歩む。
恋人さえおらず、自分が恋人と一緒にいるのすら想像できなかったその時はそんな未来はとても遠く感じた。

子供が初めて靴を履いて歩んだこの日、その未来がまた一歩近づいたのを感じた。
妻と子が、僕の夢をどんどん叶えてくれる。良いな、羨ましいな、したいなと思っていた事が実現されていく。
これを幸せと言わずして何というのか。