2020年10月19日月曜日

三冠

牝馬三冠最後のレース、秋華賞はデアリングタクトが人気に応えて勝利。史上初の無敗での牝馬三冠達成となった。
桜花賞もオークスも後方から差しきっての勝利だったのに対し秋華賞は三角まくりで残り1ハロン辺りで早めに先頭に立ち押し切るという競馬で、届くかハラハラした前二走と比較すると王道的で安心感のある勝ち方であった。

マルターズディオサやミヤマザクラ、クラヴァシュドールといった他の実績馬が総崩れだったのに対し唯一勝ち星を掴んだデアリングタクトは本当にタフで強い馬である。パドックでのイレ込みも直行もなんのそのだ。
松山騎手の馬や関係者を労いつつも素直な喜びや負けないという気持ちを感じさせるインタビューも素晴らしく、このコンビは
これからも応援し続けていきたい。

さて、来週はコントレイルの無敗三冠がかかる菊花賞。
3000mという長丁場は不安に思うけれど、神戸新聞杯で見せた絶対的な力の違いは他馬を寄せ付けない強さを感じさせる。
ぜひ偉業を達成して古馬と対決すると共に、大きな舞台でデアリングタクトとまさに雌雄を決して欲しい。
また競馬を見始めるようになって僅か二年目でこの様な記録尽くめの年に巡りあえるとは、本当に幸運である。