2020年10月23日金曜日

三国志

三国志を好きになったきっかけは三國無双というゲームだった。
初めはゲーム自体の面白さに魅了され、やがて何度もプレイしている内に段々と話そのものに興味が出てきて歴史好きな父親が持っていた「英雄ここにあり」という三国志の小説を読んだ。高校2年か3年くらいの頃だったと思う。

ここから僕の物語としての三国志好きは始まり、作者が違う小説、正史三国志、漫画の横山三国志、武将の解説本等々結構な数の本を読んだ。
何年か前にkindleで前々から気になっていた吉川三国志が無料で読めるのを見つけて読み始めたものの、旅行や帰省での長い移動時間にしか読まずまた子供が生まれるとなって途中まで読んでしばらく放置していた期間もあった。

そんなこんなで随分と時間をかけて読んでいる吉川三国志だけれど、関羽が討たれて解説にてここまでを前三国志これより後を後三国志と書いてあるのを見てああなるほどと同意した。
ここに書かれているような何かが大きく変わる、変わってしまうのは20年近く前に初めて三国志を読んだ時にも感じた事であり、その時の熱くこみ上げるような気持ちを文章と共に蘇らせてくれた事をとても嬉しく感じる。

もう残りの巻数も少ないし、結末も分かっているけれど今一度この物語を最後まで見届けよう。
何回読んでも良いものは良い、三国志は不朽の名作である。