2020年11月1日日曜日

8冠馬

アーモンドアイが日本競馬史上初となる芝のG1のみで8勝目をあげた。
最後の直線は去年のような一方的に突き放す展開ではなくクロノジェネシスとフィエールマンに詰め寄られ、特に後者はあわやアーモンドアイを交わすのではという勢いだったけれど何とか凌ぎきった。
苦しいレースだったし能力的にはピークも過ぎたのかなと感じさせる走りではあったけれど、その上で史上初の偉業を成し遂げたのが本当に素晴らしい。ルメール騎手の涙目でのインタビューにも胸が熱くなった。

これで毎日王冠のサリオスから始まり、秋華賞のデアリングタクト、菊花賞のコントレイル、そして天皇賞秋のアーモンドアイとメインレースにて単勝1倍台の圧倒的な支持を受けた馬達は全て期待に応えた事になる。
しかもその内の三頭が何らかの形で史上初となる偉業達成であり、長い競馬史で見てもこんな年は無かったと言えるような内容である。

次は記録へ挑むレースから純粋に相手と戦うレースへ、これらの馬達がぶつかり合ってくれると競馬ファンとしてはこれ以上楽しみな事は無い。
ジャパンカップ、現役最強馬へ無敗三冠馬二頭が挑むという図にはならないかな、なって欲しいな。