2022年5月30日月曜日

6勝

4強対決と目された今年の日本ダービーは直線でドウデュースが目の覚める様な末脚で抜け出してレースレコードで優勝。300m地点からの加速が本当に凄くて他の馬と脚色の差は歴然であった。
それに唯一食らいついていたのがイクイノックスだけどコース取りの差もあってか僅差の2着に敗退。しかし負けてなお強しの内容であり、皐月賞に続いて力を見せた。

武豊騎手はこれでダービー6勝目。
昨年末は同じくドウデュースで朝日FSを初制覇したりと騎乗回数自体は減ってきているものの、ここ一番では存在感を示しており53歳という年齢でありながらまだまだ衰えを感じさせない。
今回のダービーでも序盤はかなり後方に位置して大丈夫かなと思わせながらも4コーナーでスッーと外に付けて直線でそのままスムーズにスパートへと導いた辺り、見事としか言いようが無かった。

そんな武騎手、リーディングジョッキーの地位を確立しながらもダービーだけは勝てないと言われていた時期があって、それを打開したのがスペシャルウィークの日本ダービーでありちょうど僕の中での一次競馬ブームで生放送で観戦していたため、ゴール後の何度も何度もガッツポーズをしている姿をよく覚えている。
それが今や前人未踏のダービー6勝なのだから、一度勝ってからはそれまでが嘘の様だ。

同期の蛯名騎手は昨年引退し、武騎手も段々とターフを去る時も近付いては来ていると思うけれど、視始めた頃からの騎手という事で少しでも長く活躍を見届けたい。