2018年9月26日水曜日

勝山

紀行番組で岡山県の勝山を取り上げていた。
風情ある町並みに各戸が掲げるのれんが名物の町であり、雰囲気がとても素敵だったなと印象に残っている町。妻も興味を惹かれたようで見終えてから行ってみたいと話していた。

訪れたのは2012年の秋なのでちょうど6年前の今頃。
小豆島を周り、福塩線芸備線と乗り継いで楽しい出会いもあったけれど肝心の奥出雲おろち号は発車直後に雨が降ってきてテンションがた落ち。
期待していた程では無かった皆生温泉にでまた微妙なテンションになり、境港で観光して少し取り戻したもののそろそろ帰路に着かねばならず不完全燃焼感を覚えていた。

しかしこれからどこかへ寄る余裕は無さそうだし大人しく帰るしかないかなと姫神線に乗車していたところ、中国勝山駅から想定外の始発があるのを時刻表を眺めていて見つけた。
これならここに寄って観光してからでも帰れると事前情報はあまり無かった
ものの思い切って途中下車。そして勝山はこの旅行中、一番の思い出となる場所となった。

夕暮れ近い時刻の弱々しくなってきた日差し、秋晴れの澄み切った青空。
静かで美しい町並みと各戸に掲げられた個性溢れるのれん。
評判のお菓子屋さんの美味しい和菓子、軒先でくつろいでいた猫。
今もしっかりと思い出せる。懐かしい。
中々行きにくい場所ではあるけれど、いつか妻や子供にもあの美しい町を見せてあげたい。