2019年5月9日木曜日

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大学の長い夏期休暇も終わりに近付き、神奈川へと戻ってきた僕はやや暇な毎日を過ごしていた。
就職活動も終わり、単位取得は卒論を残してほどほどに頑張れば良い感じになっていたので時間的に余裕があったのである。
家庭用2DXをやったり、アパートには冷房が付いてなかったので暑さを逃れようと図書館へ行ったりしていたけれど、毎日同じ様に過ごしている内にふとDDRがやりたいなと自分から思った。
この辺りで踏めるのはどこだろうと調べて出て来たのは藤沢駅前にあるジョイパークとジョーカーという二つのゲーセンで近くは無かったけれど時間と元気を余していたので自転車でしばらく走ってそちらのゲーセンへ行き、久し振りの踏みに満足すると共にもっとやりたいなという気持ちが強くなった事を覚えている。

その後、更に周りのロケーションを調べてベネクス平塚というゲーセンを見つけた。
自転車で40分程度と決して近くは無かったけれど24時間営業、1クレ50円という破格の条件が気になり踏みに行ったところ、足9がいくつかクリアできるくらいの当時の実力でもハッキリ分かるほどこのゲーセンはメンテナンスが良かった。
それまで踏んできたいくつかの筐体とは明らかにパネルを踏んでの反応が異なり、こんなに踏みやすい筐体があるのかと驚いたものである。

ちょうどMTGという中学生の頃から長らく続けてきた趣味も地元でプレイする友人が減って楽しむ機会が少なくなり、趣味らしい趣味が無くなっていたこの頃、新しい趣味として本気でDDRをやり込んでみたいと決意した。
そうなったのはベネクス平塚という好ロケーションを見つけたのが大きな要因である。初のホームゲーセンと言えよう。