2019年12月17日火曜日

百貨店

近所に百貨店があってよく利用している。
引っ越す前はさほど意識していなかったけれど地方百貨店とは思えないほど品揃え豊富だし物産展などの催事も盛んで賑わいがあり、週に一回は立ち寄る事が殆ど。あってくれて本当に良かったと思うお店の一つである。

そんなお世話になっている百貨店ではあるけれど生鮮や日配の食品売場についてはスーパーと比較すると値段が高いので基本的に利用する事はなく、果たして需要もあるのだろうかと疑問であった。
それが先日、夕方に買い物をした際レジが食品売場と同じ場所だったので誘導されたそちらへ向かってみると食料品を買う人達でスーパー以上の大行列ができており驚かされた。(幸い、レジ作業がスムーズで見た目よりは待たされなかった。)

客層を見てみると年配の方が多く、スーパーで見る人達とはまた違った顔ぶれである。
それを見て、ああこの食品売場にはこの百貨店が出来た頃に利用し始めた人達がそのまま利用し続けているのかなと想像を巡らせた。
町に百貨店という新しい商業施設が出来て、当時は一カ所のお店であらゆる食料品をまとめて買えるというのは画期的でありその利便性から沢山の常連が生まれて、価格面では勝るスーパーも後発で出てはきたものの昔からの馴染みがあるこちらを利用し続けている。
そんな人達が行列を形成していたのではないだろうか。

僕の想像が合っているかは分からないけれど、買い物客で賑わう食品売場はこの百貨店を愛する人達が沢山いる事を感じさせる光景であった。