2021年11月6日土曜日

重なる姿

七五三で式前に神社にて子供の晴れ姿を撮影していたのだけれど、その際先に七五三を終えて千歳飴などの袋が入ったお菓子を持っている子を見て子供が盛んに「自分もあの袋が欲しい。」と言い始めた。

その時はなだめるつもりで「式が終わったらもらえるよ。」と言ったのだけれど、それが子供の頭にしっかりと入ったらしく式が始まってから終わるまで祭壇に並べられた袋を見て「これが終わったらあの袋がもらえるの?」「○○ちゃんもあの袋が欲しい。」と盛んに言っていた。

他の人達も沢山いたので親としては恥ずかしかったけれど、ある意味このお陰でおすまししているよりも余程印象深い七五三になったかもしれないと思うと同時に、祖母が自分にとっては恥ずかしい様なエピソードをよく覚えていて何度も話すのはこういう、子供ならではの体面とか関係無しでの純粋な気持ちを愛しく感じたからかなと思った。

母もいつか子供にこの時の話をしたりするかな、その姿はきっと僕の祖母そっくりなんだろうな。