2017年6月19日月曜日

今回の旅行、どこも良かったし比べるようなものでもないのだけれど辰野のほたる祭は本当に凄かった。
元々テレビの紀行番組で放送された時に行きたいな。と思って以来、写真等でその美しさは見ていたのだけれど実際に自分の目で見たのはこの世のものとは思えない絶景だった。

まず数が違いすぎる。他所のほたる祭りだとせいぜい数百匹なのに対して土曜日に見た蛍の数は1万以上。今年は数年ぶり、あるいは10数年ぶりの当たり年だったらしく運が良かった。
そしてその1万匹を超える蛍達が開けた湿地帯というロケーションで闇夜に舞い上がる光景にはただただ見とれて息を飲むばかりだった。
満天の星空が地上に降りてきたような、蛍達が生み出すイルミネーション。
ここでしか見られない光景に心が震えた。

後から調べたら辰野の蛍は他県から大量に移入された養殖蛍が殆どで、それが本来生息していた蛍の数を減らしているという事もあり、その事実を全面的に出していない事を問題視している人達も居るみたいだけれど、あの光景を見られた事は心から幸せに思った。
手放しに喜べる事では無いだろうけど、それでもあの美しさは唯一無二のものであり蛍自身に罪は無い。
物凄いポテンシャルを秘めているイベントだった。