2018年5月15日火曜日

キャチコピー

先日、東武動物公園の帰りに寄った大宮駅の鉄道関連グッズ販売店で青春18きっぷのポスターの本を購入した。
発売から2015年までの期間分、実際にポスターを担当していた人が文章を書いているのでどんなコンセプトでそのポスターを作ったのか、どんな苦労があったか等が分かって面白い。

美しいポスターをただ眺めているだけでも幸せになるけれど、旅情をかき立てられるキャチコピーが堪らない。
例えば早朝の時間帯、駅だけに灯りがある状態で電車を待つ旅人に「夏休みは寝坊が一番もったいない。」のキャチコピー。
僕自身は夏休みのある頃に青春18きっぷを利用した事は殆ど無かったけれどその言葉は凄く胸に染み渡ってじーんと来た。

妻と初めて泊まりで出掛けた静岡旅行、新木場駅で見た朝焼けがとても美しかった房総半島旅行。18きっぷの旅は大体が早起き。
そんな自分の思い出をキャチコピーからポスターの旅人に重ねてしまったのだろう。

最近はゆったり出発したり新幹線利用だったりで始発くらいの時間から普通列車での旅行が懐かしい。
大変だし疲れもするけれど、そんな旅は旅情を一層強く感じられる。