2019年3月2日土曜日

1歳

妻の友達がお子さん連れで遊びに来た。
お子さんは1歳2ヶ月とちょうど僕達の子供より1歳年上になるのだけれど、目に入る物全てに興味津々といった感じで部屋中を歩き回っては様々な物を手で触れて確かめていた。
話を聞くと普段から大体こんな感じで、じゃあいつ家事をするのかと聞いたら子供がお昼寝したほんの数時間でやっているらしい。
つまり親は休む暇なんて無いという事で、しかも彼女は自営の手伝いをするため子供が夜に寝てから仕事をしており通常の睡眠時間まで削られている状態である。

薄々感じていたけれど、子供が少し育ったくらいで育児が楽になるなんて事は無いのだろう。
成長してまとまった睡眠をとるようになると今度は寝返り、動きだしたら衝突、歩き出したら転倒、誤飲、癇癪、離乳、次々と心配、大変に感じる出来事が出てくる。
とにかく眠れないのが辛いとか、誤飲を心配してストレスが酷いとかの個人差はあるだろうけど、心配や大変さの方向性が変わるだけで育児自体が楽になりはしない。

それを念頭に置いて今が一番辛いとかここを乗り切れば楽とか考えるよりも今しか見られない子供の姿や仕草を楽しむようにするのが良いのかなと、目まぐるしく動く子供に翻弄されながらも嬉しそうに我が子を見守る彼女の姿に思った。