2019年4月10日水曜日

匂い

「匂いは記憶を甦らせる鍵となる。」という旨の記事を読んだ。
結婚式のような重大なイベントの時に嗅いだ匂いを後で嗅ぐと、その事を思い出せると。

なるほどと思いつつ自分にはそんな匂いがあるだろうかと思い返してみたところ、印象的な匂いとして覚えているのがキンモクセイの匂い。
初めて一人暮らしをした仙台のアパートへ向かう曲がり角にキンモクセイの木があり、秋になると良い匂いだなと通る度に思っていた記憶がある。
後年、小竹町に引っ越した時もアパートの軒先にキンモクセイの木があり秋にその匂いを嗅ぐ事で同じ様に良い匂いだなと思うと共に仙台の頃をほんの少し思い出していたような気もする。

今度キンモクセイの匂いを嗅いだ時には仙台だけでなく、小竹町の事も思い出すようになっているのかな。
イベント等ではなく、何気ない日常のワンシーンでしか無いけれどそれでも何かを思い出す鍵になってくれるだろうか。