2019年4月9日火曜日

DDR MAX

先に触れていた兄から新作が出たよと聞いて兄と一緒にフリーダムへDDRをしに行った。
そこで始めてプレイしたDDR MAX、鮮明に覚えているのはフリーズアローが出来ない事に対して苛立つ自分だった。
踏み方が悪いのか当時は判定が厳しかったのかあるいは他にも原因があったのかは分からないけれど、とにかくフリーズが切れて切れてフリーズ以外の部分ならなんて事なく踏める譜面すらまともにクリアできない事に苛ついた。

特に問題なくフリーズをこなす兄に対しての劣等感もあったのだろう。5th mixまでは選曲が偏っているとはいえ難しい部類の曲までクリアできていたから自分はDDRが上手い方だとちっぽけなプライドを持っていたのがMAXで登場したフリーズという新要素により打ち砕かれ、更には旧曲も一斉に削除され自分にできる難しい曲が無いと追い打ちを受け、そこで選んだ道は回数をこなしてフリーズを克服しようとする前向きな選択ではなく「こんなつまらない要素の出たDDRなんてやらない。」という後ろ向きな選択であった。そうする事で5th mixまでのDDRが上手い自分を守ろうとしたのだ。

今思い返すと本当にくだらないし、勿体ない理由でDDRを離れてしまったなーと感じる。
皮肉にもDDR MAXは僕が好きな高難易度の譜面も大量に投入され極めつけはMAX 300というボス曲の登場があり、もしそのままDDRを続けていたら難曲の攻略に夢中になっていたであろう。

しかし今よりも精神的に未熟で非常に子供っぽかった当時の自分には後ろ向きな選択しかできなかった。
フリーズについてはDDR復活後のSUPER NOVA初期まで、本当に克服できたと言えるにはSUPER NOVA2くらいまでの長い時間を要する事になる。
プレイしたのはほんの数回だったけれどそんな事のあったDDR MAXはある意味印象深い作品である。