2019年6月5日水曜日

馬なり1ハロン劇場

僕が競馬を見始めたのはキョウエイマーチが勝った1997年の桜花賞。
中学生になって間もない頃、仲の良い友人三人と一緒にテレビで観て以来しばらくの間は競馬へ夢中になった。
思い返してみても何がきっかけだったのか、中学生なりたての頃に競馬とは年齢で考えればズレた趣味であったりとか、色々不思議に思うところはあるけれどあの頃は競馬について調べたりレースを観たりするのが一番楽しかった。

ちょうど自宅で取っている報知新聞の競馬欄に「よしだみほのホース漫」と題したカット絵が時々書かれており、そこから氏の漫画作品である馬なり1ハロン劇場(馬なり)の存在を知った。
ネット通販なんて普及どころかあったかも分からない時代、近所の本屋で馬なりを探したけれど見つからず既巻をまとめて発注して取り寄せた。全部で8冊程度の合計5000円近くと中学生には大金だったけれど、それほどしてまで読みたかった。

既巻を揃え新刊が出たら購入して、しばらくはそれが続いていたけれど競馬からMTGへメインの趣味が移ると共にいつか新刊購入の手も途絶え、後年amazonで中古だと投げ売り価格で本が買えるというのを見つけては再度既巻を揃えたりもした。
その後現在まで時間が経って今度はこれまで以上に既巻が出ていたけれど競馬熱が再燃すると共にまた読みたいなと思ってkindle unlimitedの無料タイトルに馬なりが入っているのを知り、無料お試し期間を利用して読み始めている。
爆笑するような面白さでは無いけれど競馬好きであればクスリとしてしまう作風は初めて読んでから20年経った今も変わらず、やはり面白い。
ある程度は揃えているから本で購入したいなと思わなくも無いけれど、スペースを考えるとやはり電子書籍の方が向いているかな。