2019年6月19日水曜日

権利と妥協

有給休暇という制度がある。
事業の正常な運営を妨げなければ労働者が付与された日数分、好きな日程で休んで良いというものだ。
勤続年数が増えると共に付与される日数も増えていき、毎年全てを使い切らないために保持できる上限を超えるような事もここ数年で出てきた。

権利であるのだから全て行使すれば良い。その通りであるし、そうする事自体はできる。
ただそうする事で起こるかもしれない影響や周りとの関係の変化が怖くて使い切れないが故に上限超えが発生している。
何を言われても気にしない、その程度で揺らぐような評価はされていないと確信があるのなら自由に動ける。
ただ、自分にそこまでの自信が無くてそうした結果どうなるのかを考えるとそうするのが怖い。できない。

ある程度権利は行使して、妥協もする。
そんな生き方をしている自分を情けなくも感じるけれど、もう一人では無い以上これが最善だと信じている。