2022年6月7日火曜日

泊まったホテルの露天風呂の端っこに燕が巣を作り、巣立ち間近な幼鳥達がみっちりと収まっていた。
こんな場所で落ち着いて子育てできるのかと最初目を疑ったけれど、人の出入りがあるので天敵も入りにくくある意味安全なのかもしれない。(浴場の入口に張り紙で巣を撤去しないで見守っている旨も書かれていた。)

親鳥が近付いてくると餌を要求して騒ぎ出すけれど人の気配を感じてか中々巣へ戻らない親鳥の姿を見て実家の燕もこんな感じだったなと思い出して暖かい気持ちになった。
物置の中に巣を作っていたので扉を閉めると親鳥が入れないから開けっ放しにしておくようにと親や祖父母に言われたのを覚えている。

実家に住んでいる頃は5月頃になるとそうやって燕の来訪で季節を感じていた。
今住んでいる場所では燕を見るという事は殆ど無いので、懐かしさと共にちょっと寂しくなった。